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夢の中で父が出てきた

もう何年も前に亡くなった父だけど

ときどき僕の夢に出てくる

他の人はどうか知らないけど

僕の夢の中にはいくつかの世界がある

そのひとつに、僕の父が蘇るという夢の中の世界がある

その夢の中では僕は、ちゃんと夢と認識していて

生きている父が出てくると「あぁ、また、蘇ったんだな」と

ぼんやりと思う

昨夜の夢の中で、随分と久しぶりに

父が出てきたものだから、なんだかとても

愛おしくなってしまって、それが夢をわかっているから

思わず父のその手に触れてみた

実は昨日、仕事上で結構へこむ出来事があって

それで知らないうちに僕は誰かに、慰めて欲しかったのかもしれない

それが懐かしい父だったのかなぁ・・・なんてね、思ったわけで


その手に触れたとき、それはとても懐かしい感覚だった

少し温かくて、それでいて意外に柔らかくて・・・

これがテレビドラマなら、ここで父は、こんな僕に

「お前は今のお前のままでいいだよ・・・」と優しい目をして

人生訓のようなありがたい言葉を言ってくれるのかもしれない

けれども夢の中の父は違った

意味がわからんといったような驚いた顔して

「お前、何触ってんだよ!気味悪いな!」と随分なものだった

まぁ、いいか

それが父らしいといえば父らしい

いつもどこか明るくて、いつもどこか厳しい父だった

そういえば、父が亡くなる前のこと、病室で

僕が父に最後に触れたのは、父のその右手だった

思えばあの感触は、あの時と同じものだった。

思わず触れたこの僕に、あのときの父は何も言わずに

ただ、ボロボロと涙をこぼすばかりだった

そのときの僕にはわからなかったけれど

父にしてみれば、それが僕との最後と知っていたんだろう

この僕の人生の中で、今も時々、夢の中で蘇る父

今にして思えば、それはどれも、私が苦しい時のような気がする

今も心配させてるなんて、どれだけ親不孝なんだか・・・

それでもこうして歩いてゆけるのは

父のおかげなのだと思う

気づけばあれから随分と、時は過ぎていった。

父の右手は僕の中で、今もまだ、あたたかい
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2013.05.23 
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